動機?
日日是好日

動機?
国は「入院医療中心から地域生活中心へ」の理念を掲げ、更に精神障がい者が地域の一員として安心して自分らしい暮らしができるよう、医療、障害福祉、介護、社会参加、住まい、地域の助け合い、教育が包括的に確保された「精神障がい者にも対応した地域包括システム」へと対象を広げている中で、精神障がい者が地域で安心・安全に暮らしていけるように、寄り添い支える支援が必要であると考えます。
近年、社会の目まぐるしい変化と複雑な家庭環境の中で育った児童・思春期にある子供の家庭内での引きこもりや不登校が注目されています。更に学習障害や注意欠陥多動症の児童も多いと聞きます。それらの社会問題に呼応して、児童・思春期を専門にしたクリニックや病院(児童・思春期外来)の診察が始まっています。和歌山県下でのニーズも高く、利用者さんが日増しに増えている状況を考えると、児童・思春期精神科の対象となる子供たちへ支援ができる訪問看護ステーションの開設が必要だと思います。
これらの考えや思いの中で、「和歌山県内で精神疾患を抱えながら社会生活を送っている患者さんや、児童・思春期精神科の対象となる子供さんとその家族をサポートするために、学校や地域・社会、クリニックや病院との間に立ち、多職種と連携しながら支援することができる訪問看護ステーションを立ち上げたい」という思いが強くなりました。
和歌山県内の訪問看護ステーション数は、人口10万人当たりの件数で全国1位であるものの、精神看護を主体としている訪問看護ステーションは十分整備されているとは言えません。対象の方が地域で利用できる社会資源も十分とはいえず、社会から孤立してしまっていると私は感じていました。そこで包括的で多様な支援が受けられ、子供から高齢者までを対象とした訪問看護ステーションを設立したいということが立ち上げの動機でしょうか?
